Shopifyのコレクションには、「売り切れの商品を自動で後ろに回す」並び替えは用意されていません。売り切れを後ろに回したいときは、並び替えを「手動」にして自分で動かすか、アプリで自動にするかのどちらかになります。
この記事では、コレクションの並び替えの選択肢と、売り切れ商品の扱い方を、お店の運用の目線で整理します。
売り切れが前に残ると、何が困るのか
コレクションの1列目は、お客様が最初に目にする場所です。そこに「売り切れ」の商品が並ぶと、買える商品を探すためにスクロールしてもらうことになります。
とくに人気の商品ほど売り切れやすく、並び替えを「ベストセラー」にしていると、売り切れた人気商品が上に残りやすくなります。ベストセラーの順番は売れた実績で決まり、いま在庫があるかどうかは見ていないためです。
コレクションの並び替えの選択肢
コレクションの並び順は、管理画面のコレクションの編集画面にある「商品」の欄で選びます。選択肢は次のとおりです。英語の値は、アプリや管理用のツールで並び替えを指定するときに使われる名前です。
| 並び替え | 英語の値 | どう並ぶか |
|---|---|---|
| 関連性が高い順 | most_relevant | Shopifyが判断する関連性の順 |
| ベストセラー | best_selling | よく売れている順 |
| 商品名 A-Z | alpha_asc | 名前の順 |
| 商品名 Z-A | alpha_desc | 名前の逆順 |
| 価格が高い順 | price_desc | 価格の高い順 |
| 価格が低い順 | price_asc | 価格の安い順 |
| 新着順 | created_desc | 新しい商品から |
| 古い順 | created | 古い商品から |
| 手動 | manual | お店がドラッグで決めた順番 |
どの選択肢にも「在庫があるものを先に」という条件はありません。そのため、売り切れを後ろに回すには、次のどちらかの方法を取ります。
方法1:並び替えを「手動」にして、自分で動かす
いちばん手軽なのは、並び替えを「手動」にして、売り切れの商品をドラッグで下に動かす方法です。
- 管理画面の「商品」から「コレクション」を開く
- 並び順を変えたいコレクションを選ぶ
- 「商品」の欄の並び替えを「手動」にする
- 売り切れの商品をドラッグして、一覧の下のほうへ動かす
- 保存する
注意したいのは、手動で決めた順番は、そのまま固定されることです。商品が入荷しても自動では上に戻りませんし、新しく売り切れた商品も自動では下がりません。
そのため、手動で運用するなら「週に1回、売り切れの多いコレクションだけ見直す」のように、見直す日とコレクションを決めておくと続けやすくなります。商品数が少ないコレクションや、売り切れがたまにしか出ないお店に向いた方法です。
方法2:アプリで自動にする
商品数が多い、売り切れと入荷がよく入れ替わる、という場合は、手動で追いかけるのは大変です。Shopify App Storeには、在庫を見てコレクションの並び順を自動で入れ替えるアプリがあります。「out of stock」「sort」などの言葉で探すと見つかります。
この種のアプリは、コレクションの並び替えを「手動」にしたうえで、商品の位置をアプリが書き換える仕組みのものが多くあります。入れる前に、次の点を確かめておくと安心です。
- 条件で商品が入る「自動コレクション」でも使えるか
- 並び替えがいつ動くか(在庫が変わったとき、決まった時間ごと、など)
- 売り切れ以外の部分の並び順(ベストセラー順、新しい順など)をどう決めるか
- いま手動で決めている並び順が上書きされてもよいか
- 月額の料金と、対象にできるコレクションや商品の数
とくに4つ目は大事です。アプリが位置を書き換えると、これまで手で決めていた順番は変わります。おすすめの商品を先頭に固定したい場合は、その設定ができるかも見ておきましょう。
検索結果なら、Search & Discoveryで後ろに回せる
コレクションではなく、ストア内の検索結果であれば、Shopify公式の無料アプリ「Search & Discovery」の設定で、売り切れ商品の扱いを決められます。
- 売り切れ商品を検索結果の最後に表示する
- 売り切れ商品を検索結果に表示しない
- ほかの商品と区別せずに表示する
設定はアプリの検索の設定の中にあります。ただし、この設定が効くのは検索結果だけです。コレクションページの並び順は変わらないので、コレクションは上の方法1か方法2で対応します。
テーマのコードで並べ替える場合の注意
テーマのコードを直して、売り切れの商品を後ろに表示する方法もあります。ただし、この方法で並べ替えられるのは、多くの場合「いま表示している1ページの中だけ」です。
コレクションが複数ページに分かれていると、1ページ目の中では売り切れが後ろに回っても、2ページ目にある在庫ありの商品が前に出てくるわけではありません。商品数が多いコレクションでは、思ったような並びにならないことがあります。
後ろに回すか、見せないか
売り切れ商品の扱いは、「後ろに回す」だけが答えではありません。商品の状況によって使い分けると、一覧がすっきりします。
- また入荷する商品:一覧に残して後ろに回す。商品ページで入荷の予定や再入荷のお知らせを案内できると、お客様を逃しにくくなります
- もう販売しない商品:コレクションから外すか、商品を非公開にする。一覧に残しても、お客様が買えるものはありません
また、商品の在庫の設定で「在庫切れの場合でも販売を続ける」をオンにしている商品は、在庫が0でも買える状態のままです。売り切れの扱いを考える前に、在庫の設定が意図したとおりになっているかも確かめておきましょう。
決める順番
- 売り切れが目立つコレクションを洗い出す
- 売り切れの商品が「また入荷する」か「もう販売しない」かを分ける
- 販売しない商品は、コレクションから外すか非公開にする
- 残った売り切れ商品が少なければ手動、多ければアプリで後ろに回す
- 手動にした場合は、見直す日を決めておく
まとめ
Shopifyの標準の並び替えには、売り切れを自動で後ろに回す選択肢はありません。商品数が少なければ「手動」で動かし、多ければアプリで自動にするのが現実的です。あわせて、もう販売しない商品は一覧から外しておくと、お客様が買える商品にたどり着きやすくなります。
コレクションの見せ方やストアの運用で迷ったときは、お問い合わせからお気軽にご相談ください。