Shopifyの送料は、標準の機能だけで「地域別」「重さ別」「金額別」の3つの考え方で決められます。一方で、離島だけ送料を変える、箱のサイズで送料を変える、といった設定は標準ではできません。
この記事では、送料設定でできることとできないことを整理し、迷ったときの決め方をまとめます。設定を始める前や、いまの送料を見直すときの参考にしてください。
送料設定の基本は「プロファイル」「ゾーン」「料金」の3つ
送料の設定は、管理画面の「設定」から「配送と配達」を開いて行います。中身は次の3つの組み合わせです。
| 名前 | 何を決めるか |
|---|---|
| 配送プロファイル | どの商品に、その送料表を使うか。通常は全商品が「一般」のプロファイルに入っています |
| 配送ゾーン | どこに送るか。国や、日本なら都道府県の単位でまとめます |
| 配送料(料金) | そのゾーンにいくらで送るか。定額のほか、重さや金額の条件を付けられます |
たとえば「本州は800円、北海道・九州は1,000円、沖縄は1,500円」にしたいなら、ゾーンを3つ作り、それぞれに料金を1つずつ入れます。
標準でできること
都道府県ごとに送料を変える
配送ゾーンは都道府県の単位で作れます。地域ごとに送料表を作るのが、もっとも基本的な使い方です。
重さで送料を変える
料金に「重量」の条件を付けると、カートの商品の合計の重さで送料を切り替えられます。「2kgまでは800円、5kgまでは1,200円」のような形です。使う前に、すべての商品に重さを入れておく必要があります。重さが空の商品があると、送料が安く計算されてしまいます。
金額で送料を変える(送料無料ラインを作る)
料金に「価格」の条件を付けると、カートの合計金額で送料を変えられます。「5,000円未満は800円、5,000円以上は0円」とすれば、送料無料のラインになります。送料無料はディスカウントの機能でも作れますが、まずは送料の料金そのものに条件を付ける方法がわかりやすいです。
特定の商品だけ別の送料にする
冷蔵品や大きな家具など、送料の考え方が違う商品は、別の配送プロファイル(カスタムの配送料)に分けられます。ただし、違うプロファイルの商品を一緒に買うと、それぞれの送料が足し合わされます。「同じ箱で送るのに送料が二重にかかった」とならないよう、分けるのは本当に必要な商品だけにします。
標準ではできないこと
郵便番号で送料を変える(離島だけ高くするなど)
配送ゾーンの細かさは都道府県までです。同じ都道府県の中で、離島だけ送料を上げることは標準ではできません。たとえば東京都の島しょ部も、東京都の送料になります。なお「ローカルデリバリー」は郵便番号や距離で範囲を決められますが、これはお店が自分で届ける場合の機能です。
箱のサイズ(縦・横・高さ)で送料を決める
宅配便でよくある「60サイズ」「80サイズ」のような、大きさで決まる送料は標準では計算できません。標準で使えるのは重さと金額だけです。大きさで料金が大きく変わる運送会社を使う場合は、重さに置き換えて近い料金にするか、アプリを検討します。
重さと金額を組み合わせた条件
1つの料金に付けられる条件は、重さか金額のどちらか一方です。「5kgまで、かつ1万円以上なら無料」のような組み合わせは、標準ではうまく表現できません。都道府県・重さ・金額をすべて掛け合わせたい場合は、送料計算のアプリを使うのが現実的です。
お届け日や時間帯の指定
日本の通販でよくある、お届け日・時間帯の指定は標準の機能にはありません。配送日時を指定できるアプリを入れて対応します。
迷ったときの決め方
送料は細かくするほど、お客様にも運用する側にも分かりにくくなります。次の順で考えると、決めやすくなります。
- まずは全国一律、または地域ごとの定額で始められないか考える
- 重い商品や大きい商品だけ送料が合わないなら、その商品だけ別のプロファイルに分ける
- 送料無料のラインを決め、金額の条件で設定する
- それでも合わないときに、送料計算や配送日時のアプリを検討する
送料の設定は、商品ページやカートで「送料がいくらか」が分かることとセットです。送料無料のラインをカートに表示したり、配送ポリシーのページに送料表を載せたりして、お客様が購入前に送料を確かめられるようにしておきましょう。
設定したら必ずテスト注文で確かめる
送料の設定は、ゾーンや条件の入れ方を一つ間違えるだけで、思わぬ金額になります。設定を変えたら、いくつかの都道府県と金額の組み合わせでカートに入れ、チェックアウトの画面で送料を確かめてください。重さで分けている場合は、重さが空の商品が残っていないかも一緒に見ておくと安心です。
まとめ
- Shopifyの送料は「地域(都道府県)」「重さ」「金額」の3つで決められる
- 特定の商品だけ別の送料にできるが、一緒に買うと送料が足し合わされる
- 郵便番号での細かい地域分け、箱のサイズでの計算、重さと金額の組み合わせ、お届け日時の指定は標準ではできない
- まずはシンプルな送料で始め、合わない部分だけアプリで補う
送料の設計や、アプリを使うかどうかで迷ったときは、お問い合わせからお気軽にご相談ください。