Shopifyの新しいお客様アカウント移行でお店がやっておくこと

Shopifyの新しいお客様アカウント移行でお店がやっておくこと

Shopifyのお客様アカウント(ログインやマイページの仕組み)は、パスワードを使う従来の「旧バージョン」から、メールに届くコードでログインする「新しいお客様アカウント」へ切り替わりつつあります。旧バージョンを使い続けているお店は、早めに移行の準備をしておくと安心です。この記事では、何が変わるのかと、移行の前後でお店がやっておきたいことをまとめます。

何が変わるのか

一番大きな違いは、ログインのしかたです。

旧バージョン 新しいお客様アカウント
ログイン メールアドレスとパスワード メールアドレスと、メールに届く6桁のコード
パスワード お客様が自分で決めて覚える 使わない
主な機能 注文履歴・住所の確認 注文履歴・住所に加えて、返品の申請、ストアクレジット、B2B(卸・法人向け販売)などに対応

お客様はパスワードを覚えなくてよくなり、「パスワードを忘れてログインできない」という問い合わせも減ります。一方で、これまでのログイン画面に慣れたお客様は、最初は戸惑うかもしれません。

旧バージョンはどうなるのか

Shopifyは2026年2月に、旧バージョンのお客様アカウントを「非推奨」にしました。内容は次のとおりです。

  • 新しく作るストアや、いま旧バージョンを使っていないストアでは、旧バージョンを選べなくなった
  • 旧バージョンへの機能の追加や、技術的なサポートは終了した
  • 完全に使えなくなる日(提供終了日)は、あとで発表される予定

この記事を書いている時点では、提供終了日はまだ発表されていません。最新の情報は、Shopifyの公式の案内で確認してください。

また、旧バージョンのログイン画面やマイページは、テーマの中のファイルで作られています。新しいテーマにはこのファイルが入っていないことがあり、旧バージョンのお店がそうしたテーマに変えると、自動で新しいお客様アカウントに切り替わります。テーマの変更を考えているお店は、あわせて移行の準備をしておきましょう。

まず確認したいこと

いま、どちらのバージョンを使っているかを確かめます。Shopifyの管理画面で「設定」→「お客様アカウント」を開くと、使っているバージョンと、切り替えの設定が表示されます。すでに新しいお客様アカウントになっていれば、この記事の準備はほとんど必要ありません。

移行の前にお店がやっておくこと

1. マイページに表示しているアプリを洗い出す

ポイント、会員ランク、お気に入り、定期購入などのアプリが、マイページに情報を表示していることがあります。旧バージョンのマイページに入れたアプリやカスタマイズは、新しいお客様アカウントにはそのまま引き継がれません。

  • マイページに出ている項目を、画面のスクリーンショットで残しておく
  • それぞれ、どのアプリが表示しているかを確認する
  • アプリの提供元に、新しいお客様アカウントに対応しているか、設定の方法を確認する

2. テーマのカスタマイズを確認する

制作会社などに頼んで、ログイン画面や会員登録画面、マイページのデザインを変えている場合は、その部分も新しいお客様アカウントでは使われません。何を変えていたかを、制作を担当した人に確認しておきましょう。

3. 顧客データを書き出しておく

移行してもお客様の情報や注文履歴は残りますが、念のため、管理画面の「顧客」から顧客の一覧をCSVで書き出しておくと安心です。メール配信ツールなど、顧客データを外部のサービスとつないでいる場合は、そのサービスの案内も確認してください。

4. お客様への案内を用意する

ログインのしかたが変わることを、事前に伝えておくと問い合わせを減らせます。

  • ストアのお知らせやよくある質問のページに、「パスワードは不要になり、メールに届く6桁のコードでログインします」と書く
  • コードのメールが届かないときは、迷惑メールのフォルダを見てもらうよう添える
  • すでに会員のお客様は、これまでと同じメールアドレスでログインでき、過去の注文も確認できることを伝える

切り替えたあとに確認すること

切り替えたら、お客様と同じ手順で一度ログインして、動きを確かめます。

  • ヘッダーのログインのリンクから、新しいログイン画面が開くか
  • コードのメールが届き、ログインできるか
  • 過去の注文や住所が表示されるか
  • 洗い出したアプリの情報が、必要な場所に表示されているか

スマートフォンでも同じように確認しておくと安心です。

まとめ

新しいお客様アカウントは、お客様にとってはパスワードがいらない、使いやすい仕組みです。旧バージョンは機能の追加もサポートも終わっているので、提供終了日の発表を待たずに、余裕のある時期に移行しておくのがおすすめです。マイページのアプリとカスタマイズの確認、お客様への案内の2つを先に済ませておくと、切り替えがスムーズになります。

移行の進め方やテーマの調整で迷ったときは、お問い合わせからお気軽にご相談ください。

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